生活習慣に気を付けよう!骨粗しょう症!!

健康な身体でいるうちはなかなか身体の事を気にかけることが出来ません。しかし、日々気を付けていないとンや生活習慣病を始めとした病気になってしまうなど取り返しのつかない事が起きてしまう可能性が上がってしまいます。

また身体の中で起こっていることは自分一人では気づくことが出来ませんし、内臓や筋肉、そしてなどは変化が緩やかなので尚更、気づけないものです。今回ご紹介する骨の疾患、骨粗しょう症もそういった疾患の一つです。

特に女性に多く発症する傾向があり、骨がスカスカになって骨折しやすくなったり、その結果、身体が変形してしまうこともあります。骨折しやすい箇所はよく使われる背骨(脊椎椎体)、脚の付け根(大腿骨近位部)、首(橈骨:とうこつ)、腕の付け根(上腕骨)などがあげられますので、すでに骨粗しょう症を患っている方はお気をつけください。それでは記事を始めてまいります。

骨粗しょう症ってどんな病気?

冒頭でも触れていますが、骨がスカスカになってしまう疾患です。この原因は過度なダイエット、あるいは偏った食生活で身体に必要な栄養分を摂取していなかったり、飲酒運動不足などで起こります。

また女性に多く発症する原因は、それらに加えて閉経生理などで女性ホルモンのバランスが崩れることが挙げられます。骨は一度出来上がってしまえばずっとそのまま、というイメージがあるかもしれませんが、実はそうではなくて毎日、古い骨は身体に吸収され、新しい骨を作りだす作業が行われています。

こういった活動を骨のリモデリング(骨改変)と呼びます。ちなみに補足ですが、骨を壊す働きを骨吸収、骨を新しく作る働きを骨形成、というようにそれぞれ呼びます。そして骨吸収を緩やかにして、カルシウムを骨内に留める働きを司っているのが、女性ホルモンの一つ、エストロゲンなのです。

閉経をきっかけに骨粗しょう症になる女性が増えていく原因はこの女性ホルモンの分泌が急に少なくなるからです。また女性は閉経を迎える年齢になると男性に比べて著しく骨密度が低下していくというデータもあります。

これは女性ホルモンの影響もさることながら、加齢による影響もあります。年が上がっていくにつれて、腸管でカルシウムを吸収する働きが弱くなり、カルシウムが吸収されずらくなっていくのです。ちなみにこの現象は飲酒によっても起こるため、過度な飲酒骨粗しょう症の原因になるというわけです。

骨はカルシウムを蓄える

先の章で原因に触れましたが、少しというものについて補足しようと思います。サブタイトルにもありますが、骨は骨格として身体を支えるだけでなく体内にあるカルシウム貯蓄する働きもあります。

体内にあるカルシウムのおよそ99%にあるのですが、実は残りの1%の働きがとても重要で、この1%のカルシムは筋肉の収縮血液の凝固神経伝達などを司っているのです。

その為、身体はこの1%のカルシウムをとても大切にしていて、不足すると骨を溶かして補おうとします。しかし、日常生活において十分なカルシウムを摂取していないと骨のリモデリングが進まず、骨がスカスカになってしまうのです。

過度なダイエットや偏った食生活が骨粗しょう症を引き起こすのは、こんな原因があるのです。先の章では女性が骨粗しょう症を引き起こしやすい原因として女性ホルモンのバランスが乱れることと、加齢によることをご説明しましたが、思春期の女性にとって周りや異性の目を気にするのは当然と思いますが、痩せたい気持ちから無理なダイエットをつづけるとこういった弊害も出てくる可能性がありますので注意しましょう。

骨粗しょう症の予防方法

骨粗しょう症を予防するにはやはり、日ごろ摂取する食事に気を使うことが大切です。牛乳を始めとしたバター、ヨーグルトなどを定期的に摂取するのも良いですし、サケ、ウナギ、シイタケ、サンマなどビタミンDを摂取するのもおすすめです。ちなみにビタミンDをキチンと取ると、先に出てきた腸管で行われているカルシウム吸収効率がよくなります。

またビタミンDは日光浴をすることで体内からも生成することができますので、過度な紫外線対策を施している方は食事から摂取することを心がけましょう。それから最近の研究でビタミンDはすい臓がん、乳がん、肺がん、前立線がんの予防に繋がることがわかっていますので、是非とも摂取したい食品といえます。

ちなみに、日光浴という言葉を聞くと浜辺で休んだり、顔を太陽に向けてじっとしているような印象があるかもしれませんが、そういった不必要な日光浴は健康によくありません。紫外線空気にあるものや地面、建物に反射したもので十分に効果的なので木陰や日影で休んでいたりすることも日光浴の一つなのです。

まとめ

今回は特に高齢の女性によくみられる疾患、骨粗しょう症について記事を書いてまいりました。文中でも触れていますが、加齢や女性ホルモンの乱れなど、どうしても取り除けない原因もあれば、食生活を改めたり、日光浴をするなど努力次第で出来る予防方法もご紹介してきました。

冒頭でも触れている通り、骨粗しょう症など進行が目に見えない疾患痛みが出てから対応してしまうことが多いわけですが、日ごろから注意して、日々楽しく、健やかに生活できるように努力しましょう。