股関節の症状に効果的！？いつでも、どこでも、誰でもできる貧乏ゆすり

2018年8月31日

「股関節の動きが悪い」「歩くとももの付け根が痛む」「階段が登りづらい」などの症状にお悩みのあなたに、お伝えしたいことがあります。

実は、股関節の痛みには貧乏ゆすりが効果的なんです。

今回は股関節の動きをチェックする方法、貧乏ゆすりで症状が改善した人のお話、貧乏ゆすりのやり方などご紹介していきたいと思います。股関節の痛みに不安のあるあなたは、ぜひ読んでみてください。

誰でも簡単にできる股関節の動きをチェックする方法

股関節の痛みで困っているあなたも、そうでないあなたも、ちょっとやってみてほしいことがあります。これからご紹介するのは、誰でも簡単にできる股関節の動きをチェックする方法です。

やり方はとっても簡単です。壁の横に立って、手を軽くつき、外側の脚をゆっくりと真横に上げていってみてください。このとき、身体が傾かないよう、上体をまっすぐにするのを意識しましょう。

では、あなたの脚はどのくらいまで上げることができましたか？

片脚を90度くらいまで上げた状態を5秒以上キープできるのであれば、股関節の柔軟性や下半身の筋力がしっかりしている一つの証拠です。

ですが、少し上げるだけでも股関節周りに痛みを感じたり、足を上げた状態をキープできないのであれば、股関節や下半身の動きが悪くなっていたり、周りを支える筋肉が弱くなっているのかもしれませんね。
加齢とともに股関節の動きが悪くなるものですが、何もせず放っておくとどんどん症状が進行する恐れがあります。

なので、股関節の動きやその周辺の痛みが気になるのであれば、早いうちから対策を始めるといいのではないでしょうか。

貧乏ゆすりで股関節の症状が改善した人のお話

中には「股関節や下半身の動きをよくするために何をしたらいいか分からない」という方がいらっしゃることでしょう。そんなあなたには、貧乏ゆすりをオススメします。
貧乏ゆすりって何だかイメージが悪いし、本当に効果があるのかと疑問に持たれるかもしれませんね。しかし、実際に貧乏ゆすりを行うことで股関節の症状から解消された方もいらっしゃるようなんです。

股関節の症状に貧乏ゆすりを推奨されている柳川リハビリテーション病院名誉院長の井上明生先生がある記事で次のように紹介されていました。ちょっと読んでみてください。

（前略）

私が提唱する変形性股関節症の保存療法は、イスに座って症状のある側の脚で「貧乏ゆすり（ジグリング）」を行うだけです。最初に貧乏ゆすりを患者さんにすすめたのは、2002年8月26日に手術をした末期変形性股関節症のＡさん（49歳・女性）でした。「どうしても人工関節をさけたい」といって、わざわざ北陸地方から私の病院がある九州まで来られた患者さんです。そこで、大腿骨と骨盤の温存手術を行いました。

しかし手術後、股関節のすき間は全然開きませんでした。関節軟骨がまったくできてこない状態だったのです。しばらくようすを見ていましたが、3ヵ月、4ヵ月たってもダメ。そこで、半信半疑ではありましたが、貧乏ゆすりをすすめてみたのです。

すぐに股関節のすき間が開いた（関節軟骨が再生した）わけではありませんでしたが、その後、徐々にすき間が開き、1年もたつと見事なまでに関節軟骨が再生し、痛みも消失したのです。これがきっかけとなって、そのほかの患者さんにも貧乏ゆすりをすすめるようになりました。

（後略）

引用：365カレッジ「股関節治療の名医が提唱！「貧乏ゆすり」で変形性股関節症の激痛が消失！軟骨も再生して人工関節を回避できると話題［足ゆらマシン］」より

こちらの記事ではそのほかにも「股関節の症状に悩んでいる方が貧乏ゆすりを始めると症状が改善した」といったケースが紹介されています。

病院の先生が勧められていて、実際に効果の期待ができる貧乏ゆすり・・・。一度試してみてはと思います。

股関節の症状にも効果的な貧乏ゆすりのポイント

では、ここからは股関節の症状にも効果的な、貧乏ゆすりのやり方をご紹介していきますね。

まず、椅子に座ってください。足の裏をしっかり床につけて、背筋を伸ばして、良い姿勢を意識しましょう。
次に足のつま先を床につけたまま、かかとを小刻みに上下に揺らしてみてください。1秒間に1～4回くらいのペースでいいので、ゆっくりで大丈夫ですよ。
この動作を無理のない範囲で、できるだけ多くやってみてください。