ホルモンバランスの乱れは自律神経の乱れ!?女性ホルモンを増やして健康で美しいあなたへ

2018年6月16日

自律神経失調症は、男性よりも女性に多い病気だといわれています。
その原因のひとつが、「女性ホルモン」です。

 

妊娠や出産など、女性の一生はホルモンなしでは語ることができません。

 

生理前は、なんだか気分が落ち込む…
生理中、ついイライラして周りに当たってしまう…

 

このような自律神経失調症にも似たような症状を経験をしている方も多いのではないでしょうか?

 

実は、女性ホルモンと自律神経には深いかかわりがあるのです。

 

まずは、女性ホルモンについて、代表的な2つをご紹介します。

 

女性の美しさをつくる「エストロゲン」

エストロゲンは、「卵胞ホルモン」とも呼ばれる女性ホルモンの一種です。
卵巣や胎盤、副腎皮質で分泌されます。

 

エストロゲン(estrogen)の語源は、ギリシャ語のestrus(発情)とgen(生じる)だと考えられています。
つまり、エストロゲンの分泌がピークになると発情するといわれたことに由来しているのです。

 

その働きには、次のようなものがあります。

 

・子宮や卵巣、乳房の働きを活発にする
・肌や髪をきれいにする
・皮膚や粘膜の潤いを保つ
・自律神経を安定させる
・コレステロールのバランスを整える
・基礎体温を下げる
・血管をしなやかにし、動脈硬化を防ぐ
・脳の血流を増やし、脳の働きを維持する
・骨量を保つ
・妊娠の準備を整える

 

このように、女性の健康を保ち、女性らしさを高める働きがあります。

生後1から3か月の赤ちゃんは、思春期並みに分泌量が多いといわれています。
2歳から思春期を迎えるまでは、徐々に分泌量が減っていきますが、男性の分泌量が0.08pg/mlであるのに対し、女性は0.6pg/mlと高いことから、女性の思春期初来が男性より早い要因だと考えられています。

 

また、女性の尿には大量のエストロゲンが含まれています。
そのため、子のエストロゲンが河川などに放出された場合、特定の魚が絶滅寸前になるなど、生態系へ大きな影響があるという研究結果が発表されました。

 

日本では、2004年に東京湾の魚がメス化するというニュースがありました。

 

 東京湾の魚にみられる「メス化」現象の主な原因は、下水処理水に含まれる天然女性ホルモンの可能性が高いことが、東京都環境科学研究所の調査でわかった。メス化は人工化学物質と女性ホルモンの複合的作用が原因とみられてきたが、同研究所は下水処理場近くの海域調査や実験を通し、「人工化学物質より、女性の尿などに含まれる女性ホルモンの影響が大きい」としている。
同研究所によると、下水処理場からは、女性ホルモンを含む処理水が排出されている。人間の女性や動物のメスの尿などに含まれる女性ホルモンは、魚のオスが一定量を摂取すると、体内でメス特有のたんぱく質ビテロジェニンを生成し、精巣内に卵細胞を形成することがある。
同研究所の和波一夫研究員らは02~03年、東京湾の京浜運河など、下水処理場に近い海域を中心に魚19種類861匹を捕獲し調査した。
結果によると、ボラ、コノシロ、サッパ、ヒイラギのオス計23匹のうち5匹の精巣内に、本来メスが持つ卵細胞があった。卵細胞はなくてもビテロジェニンの血中濃度が、汚染の少ない九州などの海のボラ(オス)と比べ、数百~数千倍に上るボラもいた。
下水処理水には、メス化の一因とされる人工化学物質の環境ホルモン(内分泌撹乱(かくらん)化学物質)も含まれるが、天然女性ホルモンの方がメス化を促す作用が強いという。同研究所は既に実験で、下水処理水で育てたメダカがメス化する現象を確認している。
今回調査した下水処理場に近い海域の女性ホルモン濃度は、沖合の海水に比べて最高約4倍にのぼるなど、高かった。今後、ボラが食べる海底の泥なども分析し、さらに裏付けを進める。
一方、男性の尿などに含まれる男性ホルモンの魚への影響については、世界的に調査研究例がほとんどなく、未解明な部分が多いという。魚のメス化は今のところ、生態系には影響していないとされるが、水産庁生態系保全室は「環境ホルモンと女性ホルモンの作用バランスを探ることは、将来の対策を考える上で重要な研究」と言う。
和波研究員は「メス化の原因としては環境ホルモンが注目されがちだが、生態系保全のためには天然女性ホルモンを視野に入れた対策が必要だ」と話している。

 

(引用:女性ホルモンで東京湾の魚がメス化 尿に含まれ海へ―朝日新聞社asahi.com 2004年4月3日)

 

環境ホルモンは、体内で合成されるという本来のホルモンの定義から外れていることから、実際にはホルモンとは異なります。
以前は、エストロゲンに似た作用を誘発するものがあったため「エストロゲン様物質」とも呼ばれていたようです。

 

このホルモンが多く分泌されるのは、生理が始まってから次の排卵が起きるまでの基礎体温が低い時期です。
この時期は生理前や生理中と違い、体調や気分が良いというのは、女性であれば経験からもわかると思います。
生理が近づくと肌荒れが起きやすく、生理後は改善するという傾向があるのも、エストロゲンが関係しているのです。

 

男性の場合は、男性ホルモンの一種であるテストステロンをもとにエストロゲンがつくられます。
分泌量は更年期の女性と同程度とされており、エストロゲンの量が多くなると女性化乳房などが起こることがあります。

 

エストロゲンは、骨の代謝に深いかかわりを持っています。
そのため、エストロゲンが低下する閉経後には骨量が急激に低下し、骨粗しょう症のリスクが高まるといわれています。
現在、日本国内では、60代の約30%、70代では約50%のの女性が骨粗しょう症であるとされており、これは男性の3倍です。

 

また、エストロゲンの減少は更年期障害をまねきます。
女性ホルモンは、脳の視床下部でコントロールされており、下垂体を刺激してエストロゲンの分泌を促します。

 

更年期であっても変わらずエストロゲンの分泌が促されますが、加齢にともなう卵巣の機能低下によってそれに応えることはむずかしくなります。
そのため、視床下部がパニックに陥り、自律神経にも乱れが生じるようになり、さまざまな更年期障害が現れるようになるのです。

 

では、ホルモン剤やサプリメントでやみくもにエストロゲンを取り入れればいいのかというと、そうではありません。

 

たしかに、女性の体にとってなくてはならないホルモンですが、エストロゲンを過剰に摂取すると乳房の張りや下腹部の痛みなどの副作用が出る可能性があります。

 

それどころか、子宮内膜が増殖を続け、子宮体癌のリスクが高まるとされているのです。

 

サプリメントやホルモン剤などを使用する際は、使用上の注意をよく読み、産婦人科医の指示に従うようにしましょう。

 

(参考:エストロゲンーWikipedia)

 

妊娠の維持に欠かせない「プロゲステロン」

プロゲステロンは、「黄体ホルモン」とも呼ばれる女性ホルモンの一種です。
卵巣や胎盤で分泌されます。

 

プロゲステロン(progesterone)の語源は、ラテン語のpro(~のために)とgestare(妊娠)だと考えられています。
つまり、妊娠のためのホルモンという意味だそうです。

 

その働きには、次のようなものがあります。

 

・乳腺の発育を促進する
・子宮内膜を維持する
・受精卵が着床しやすい状態を作る
・水分や栄養素を蓄える
・精神的に不安定になる
・肌荒れが起こりやすくなる
・基礎体温を上げる
・便秘になりやすくなる
・むくみが起こる
・妊娠を維持させる

 

このように、妊娠の準備のために、女性の体を変化させる働きがあります。
一見すると、女性にとってうれしくない働きが多いようにも思えますが、このホルモンがなければ妊娠や出産はできないので、女性にとってなくてはならないホルモンです。

このホルモンが多く分泌されるのは、排卵日から次の生理が始まるまでの基礎体温が高い時期です。
生理前や生理中、体調や気分がすぐれないという経験がある方も多いのではないでしょうか。
生理中についイライラしてしまったり、憂鬱になってしまったりするのは、プロゲステロンが関係しているのです。

 

プロエステロンの血中濃度は、卵巣機能の指標ともいわれています。
プロゲステロンを測定することで、卵巣や卵黄、胎盤の働きが確認でき、副腎や下垂体の異常が判明することもあります。

 

プロゲステロンが基準よりも高いと、副腎や卵巣の機能障害などの疑いがあります。
一方、基準よりも低い場合は、卵巣や黄体の機能不全、脳下垂体の異常などの可能性があります。

 

プロゲステロンは多ければ良いというものではなく、エストロゲンとのバランスが重要になってくるのです。

 

アメリカでは、プロゲステロンを配合したクリームが数多く発売され、サプリメントとしての一大市場となっています。
エストロゲンを投与していることによる子宮内膜の増殖、骨粗しょう症や更年期障害、生理不順、生理中の不調を緩和させる効果が期待されているためです。

 

日本国内においてもこれらを輸入し、販売している描写は存在しています。
しかし、このようなプロゲステロンクリーム煮ついては、科学的根拠に乏しいという批判がなされています。
近年、医療現場では、経膣座薬や膣ジェルなどにプロゲステロンを加工したものが使用されており、一定の効果を上げています。
ただ、市販のプロゲステロンクリームは医学的根拠に乏しいサプリメントであることは否定できません。

 

プロゲステロンは、妊娠のために必要不可欠なホルモンです。
分泌量が正常値から外れている場合、重大な病気が隠れていることもあります。

 

生理不順や肌荒れ、便秘など不快な症状がみられるときは、一度産婦人科医に相談するようにしましょう。

 

(参考:プロゲステロンーWikipedia)

 

基礎体温で女性ホルモンのバランスを知ろう!

この2つの女性ホルモンのバランスは、基礎体温を測ることによって知ることができます。

 

基礎体温とは、人間が生命維持のための最低限のエネルギーを燃焼しているときの体温です。
つまり、眠っているときの体温が基礎体温になります。

 

しかし、睡眠中に体温を測ることはできませんので、基礎体温を調べるときは朝起きた直後の動き出す前に測りましょう。

 

エストロゲンとプロゲステロンのバランスが正常であれば、上の表のように基礎体温は低温気と高温期のきれいな2層の曲線を描きます。

 

妊娠を希望して、基礎体温を測っているという方は多いのではないでしょうか。
「妊活」という言葉が広まっている今、基礎体温の測定は妊活している人はやるべきというイメージも強いと思います。

 

一方、今は妊娠を望んでないから、基礎体温を測るメリットはないという人もいるでしょう。

 

しかし、基礎体温を測定することは、自分の体の状態を把握する上でも役に立ちます。
生理や排卵周期、気分の浮き沈みなども知ることができるのです。

 

女性の体は繊細なバランスで成り立っています。
たしかに、毎日続けることは簡単なことではありませんが、自分の体を知ることは、ダイエットや美肌作りにも効果的です。

 

ぜひトライしてみてくださいね。

 

(参考:基礎体温と妊娠のお話―オムロン)

 

ストレスは女性ホルモンのバランスを乱す

女性ホルモンのバランスを乱す原因のひとつが、ストレスです。

女性ホルモンの分泌には、脳がかかわっています。
その脳がストレスによって混乱してしまうと、女性ホルモンの司令塔も混乱してしまい、女性ホルモンのバランスが崩れてしまうのです。

 

また、ホルモンバランスの乱れは、自律神経の乱れにもつながります。

 

自律神経とは、循環器、消化器、呼吸器など、生命の維持にかかわるあらゆる器官の活動を調整するための神経です。
この神経は自分の意志とは関係なく、無意識に働いています。
起きている時も寝ている時も私たちの身体が正常に動いているのは、この神経のおかげです。

 

自律神経には、体の活動時や昼間に活発になる交感神経と安静時や夜に活発になる副交感神経があります。
この2つのバランスが崩れると、体に様々な不調が現れるようになります。

 

自律神経もホルモンバランスも視床下部がコントロールしているため、お互いが影響しあっているのです。
過度のストレスが加わると、不快な刺激が視床下部へと伝わります。
そうすると、視床下部はストレスに対抗するためにホルモンの分泌を促進させ、交感神経の働きを高めます。

 

ストレス過多の現代社会では、交感神経ばかりが働いてしまい、副交感神経が十分に働けないため、自律神経のバランスが乱れてしまうのです。

 

「職場での人間関係も良いし、ストレスなんてあまり感じてない」という人もいらっしゃるでしょう。
ストレスと聞くと、人間関係の悩みや不安による精神的なストレスを想像する人が多いようです。

 

しかし、過労やケガ、骨盤のゆがみなども体や脳にストレスを与えてしまうのです。
また、排気ガスや栄養不足、さらには、音や光、温度なども身体的なストレスとなります。

 

ストレスと自律神経に関しては、こちらで詳しくご説明しておりますので、気になる方はぜひご覧くださいね。
自律神経失調症の原因はストレスだった!自律神経失調症とストレスの関係

 

生理前のイライラ…それって月経前症候群かも?

生理が始まる1.2週間ほど前から起こるさまざまな不快症状を経験したことがある方も多いでしょう。
このような症状を「月経前症候群(PMS:プレ・メンストラル・シンドローム)」といいます。

 

月経前症候群には、女性ホルモンの変化が関係していると考えられており、これに悩む女性も大変多いとされています。

 

(出典:「PMSについて」アンケート結果―テルモ)

 

この表を見ると、女性の9割以上が、生理前に何らかの不調を感じているようです。

 

月経前症候群の症状は、実にさまざまです。

 

・胃痛
・腰が重く感じる
・お腹の張り
・腰痛
・寝つきが悪い
・吐き気
・動悸やめまい、貧血
・肩こり
・肌荒れ
・倦怠感
・疲れやすい
・むくみ
・体重の増加
・食欲増進、または減退
・下痢や便秘
・無気力
・不眠
・集中力の低下
・ボーっとする
・朝起きられない

 

この中でも特に多いのが次の5つの症状です。

 


1.イライラ
2.腹痛・下腹部痛
3.頭痛・頭が重い
4.眠気
5.胸の痛みや張り


 

月経前症候群には、精神的な影響が大きく、過度のストレスが症状をより悪化させることが分かっています。
上手に気分転換をするだけでも、体や心の負担は楽になります。

 

また、このさまざまな不快症状に効果的なのが、先ほどもご紹介した基礎体温の測定です。

月経前症候群が起こるのは、基礎体温の高温期です。
基礎体温を測り、月経前症候群が起こりやすい時期であることを自覚しているかどうかで、自身の受け止め方も変わってきます。

 

基礎体温の高温期は、積極的に対人関係の予定を入れないなど、月経前症候群に振り回されないような工夫をしてみるのも良いでしょう。

 

ただし、症状がひどいようであれば医師に相談してみましょう。

 

(参考:知ろう、治そう、PMS【月経前症候群】)

 

女性ホルモンのバランスを整える方法①入浴

女性ホルモンのバランスを整える入浴方法をご紹介します。

特に女性の場合、冷えでお悩みの方が多いのではないでしょうか?
冷えによる血行不良は、ホルモンバランスだけでなく、自律神経にも影響を及ぼします。

 

女性らしさを高める働きのあるエストロゲン。
このエストロゲンは、入浴方法を工夫するだけで、簡単に増やすことができるのです。

 

また、入浴は、心身にリラックス効果をもたらし、ストレス解消にも有効です。

 

【温度】

女性ホルモンのバランスを整えるためには、30℃から40℃くらいのぬるめのお湯が効果的です。
冷え性の改善やリラックス効果も期待できます。
42℃以上の熱めのお湯の場合は、新陳代謝を促す効果はありますが、交感神経の働きを高めるため、ストレス解消にはなりません。

 

【時間】

お湯につかる時間は、20分から30分を目安にしてください。
また、良質な睡眠のためにも、入浴は就寝の1~2時間前までに済ませておくと良いでしょう。

 

【入浴法】

入浴方法としては、肩までつかる全身浴が一般的ですが、女性ホルモンのバランスを整えるためには、半身浴がおすすめです。
半身浴は、心臓や肺への負担も少なく、新陳代謝を促す効果もあります。
実は、もっともリラックス効果の高い入浴法ともいわれています。

 

【注意点】

入浴は、思った以上に体力を消耗します。
心臓や血管に負担をかけ、血圧や体温が上がりすぎてしまうこともありますので、無理に長時間入浴するのはやめましょう。
入浴後はしっかりと体を休めるようにしてくださいね。

 

(参考:美容にも健康にも効果的!お風呂でのストレス解消方法7選―株式会社サンパック)

 

女性ホルモンのバランスを整える方法②アロマテラピー

アロマの香りには、自律神経を整え、ストレスを解消し、深いリラックス状態へと導いてくれる効果があります。
香りは、鼻から脳へ直接伝わるので、自律神経にもダイレクトに作用します。

 

アロマオイルには、たくさんの種類がありますが、特におすすめなのはローズです。

ローズは、「精油の女王」ともいわれているほど、高い作用を示すことで有名です。
昔から健康や美、若さの象徴として利用されていました。

 

絶世の美女として知られる古代エジプトの女王クレオパトラもローズ好きだったことで有名です。
彼女は、高価で、権力の象徴でもあったローズオイルをたっぷり肌に塗り、ローズの花びらを枕として使っていました。
ローズの香りで男性を誘惑し、古代エジプト女王の座を手にしたともいわれているのです。

 

また、フランスの王妃マリー・アントワネットもバラの香りに包まれる毎日を送っていたようです。
ローズを自分の香りと決め、贅沢に香りを楽しんでいましたが、その贅沢な暮らしぶりが民衆の反感をかい、フランス革命へと向かいます。

 

ちなみに、彼女の発言として有名な「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」というセリフを聞いたことがあるでしょう。

 

今までは、フランス革命前に民衆が貧困と食料難に陥った際に彼女が放った言葉と考えられていました。
しかし、そのような記録はどこにもありません。
それどころか、実際のマリー・アントワネットは、飢饉の際に子供の宮廷費を削って寄付をしたり、他の貴族達から寄付金を集めたりしていたようです。

 

また、多くの人はこの発言に対して、身分の高い人から庶民への高慢な言葉という認識を持っていると思います。

 

この発言のお菓子の部分は、原文ではブリオッシュとなります。
ブリオッシュというのは、かつては、パンの半分くらいの価格だったようです。

 

つまり、本当は、価格の高いパンを食べることができないのならば、安いブリオッシュを食べればいいという意味だとする説もあります。

 

ローズの香りには次のような効果があるとされています。

 

・美肌
・ホルモンバランスの調整
・抗炎症
・整腸
・免疫力アップ
・リラックス
・抗菌
・抗うつ
・殺菌

 

これまでに説明したように女性ホルモンのバランスを整えるためには、ストレスの解消が欠かせません。
ストレスは、女性ホルモンの働きや分泌量を減少させるだけでなく、自律神経の乱れを引き起こします。

 

ローズの香りは、ストレスを緩和させる効果もあり、女性ホルモンを安定させるために効果的なアロマオイルといえます。

 

【注意】

アロマテラピーは、天然の植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)を使うことで、本来の効果が発揮されます。
一般的なアロマオイルには、精油をアルコールや油で薄めているものが多く、ストレス解消効果は高くありません。

 

アロマを選ぶときには、それが本物の精油であるかという点にも注意してみてください。

 

(参考:ローズの効果効能―Timeless Edition)

 

女性ホルモンのバランスを整える方法③ツボ

足の裏には、ホルモンバランスの調整やストレス解消に効果的なツボがあります。

入浴中にこれらのツボを刺激すると、高い効果が期待できます。

 

・下垂体

ホルモン全体のバランスを整える効果のあるツボです。
足の親指の真ん中の位置にあります。
このツボを10秒間ぐっと押してみましょう。
押したときに痛みを感じたら健康な証拠です。
もし痛みがない場合、ホルモンバランスに乱れが生じている可能性があります。

 

・湧泉

ストレスを解消し、自律神経のバランスを整える効果のあるツボです。
足の人差し指と中指の間で、足の指を曲げた時にへこむ位置にあります。
この部分に失神や皮剥けなどがあれば、免疫力が低下している可能性があります。

 

・副腎

女性ホルモンや抗ストレスホルモンの分泌をコントロールしているツボです。
湧泉の斜め下あたりに位置します。
このしこりが小さい場合は、問題ありません。
もししこりが大きかったり、押しても手ごたえがないときは、免疫力が低下している可能性があります。

 

(参考:女性ホルモンで美ボディづくり!1日30秒のホルモンケア―美BEAUTE)

 

まとめ

いかがでしたか?

 

今回は、女性ホルモンと自律神経の関係についてみていきました。
女性ホルモンと自律神経は互いに影響しあい、バランスを保っているということが理解していただけたと思います。

 

また、それらのバランスを乱す原因のひとつがストレスであるということもご紹介しました。
過度のストレスは、精神的にも肉体的にも私たちに悪影響を及ぼします。
ぜひ、自分なりのストレス解消方法を見つけてみてくださいね。

 

ストレス解消法については、こちらで詳しくご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

 

現在つらい症状で苦しんでいる方は、無理せず、一度、専門の医療機関を受診することをおすすめします。