目に効くツボとマッサージ

パソコンを使ったデスクワークや、スマホなどを長時間使用していて、肩こりや、頭痛目が疲れたなどの疲労感を感じることはよくある事だと思います。これには色々な理由がありますが、同じ姿勢でずっといることによって肩回りの血流が悪くなったり、目に強い光が当たり続けることで目の奥の筋肉が疲れてしまう、といった事が原因で起こります。

今回はそういったよくある問題の中でも特に多い、目の疲れ眼精疲労についてお話してまいります。目が疲れる原因がパソコンにあるとしても仕事で使う趣味で使う、など様々な用途で使われるパソコン・スマホですので、なかなかその原因の根絶は難しいと思います、ですから今回はそんな疲れ目に聞くツボやマッサージなどをご紹介していきます。

疲れ目の原因は?

眼が疲れてしまったり、頭痛を併発する原因は、簡単に言うと目の奥の筋肉が長時間使用されることで「筋肉痛」になってしまっている状態です。目に筋肉なんてあるのだろうか?と思う方も多いと思いますが、私たちが近くのものをじっと見てから遠くのものを見る時にピントを合わせたり、部屋の暗さに合わせて瞳孔を調節したり、といったことは眼の奥にある毛様体筋という組織が行っており、この組織は漢字の通り、筋肉なのです。

筋肉というのは使いすぎれば硬くなり、動きが悪くなるという特徴を持っていて、例えば普段生活していて、重たいものをずっと持っていたり、同じ姿勢をずっと取っていることで腰や手足に鈍痛が広がる状態同じことが目の奥で起こっています。

ちなみによくごっちゃにされてしまいますが、詳しく述べると、「疲れ目」とは一時的に目の奥に疲れが溜まっている状態で、「眼精疲労」とはその疲れが溜まった状態が長く続き、改善までに数日~数週間の期間を要する状態を指しています。

疲れ目に効くツボ(注意点)

それでは冒頭でも触れている通り、目の疲れに聞くツボをご紹介していこうと思いますが、注意点として顔のツボは優しく、じっくりと押してあげることを心がけてください。

当たり前の話ですが皮膚があって、中に筋肉がある。という意味では顔もかかとも同じですが、その硬さは全く異なっています。当然、かかとの方が皮膚が硬くなっているわけですが、これは身体に掛かる重力を吸収・分散する為です。

一方、顔は表情を作る必要がありますので皮膚は柔らかく、さらにや、など五感を司る組織がたくさんあるので、たくさんの重要な神経、血管が走っています。ですから、それらの組織を傷つけないようやさしくマッサージしてあげる必要があるのです。

疲れ目に効くツボをご紹介


さて、それでは本題ですが、目の疲労回復に効果があるツボは鼻を中心に左右にありますから、ご自身でマッサージをする場合は、両手で同じところをマッサージするようにしてください。

まずは眉毛周辺にあるツボです。わかりやすいところでいうと、鼻と眉毛の付け根にある晴明(せいめい)から始めると位置関係が理解しやすいと思います。疲れ目のサラリーマンが出てくるドラマや滋養強壮剤のCMなどで押さえている、いわゆる疲れ目の表現と言えばココ、という箇所ですね。

ここから外回りで順番に説明していこうと思います。次に晴明の少し上、眉頭(まゆげが始まる所)にあるのが攅竹(さんちく)というツボです。そこから少し移動して、眉毛の中心下にあるのが魚腰(ぎょよう)眉尻にあるのが絲竹空(しちちくう)、そしてそこからさらに外側にいってこめかみにあるのが太陽(たいよう)というツボです。

わかりにくい場合は、いずれかの単語で画像を検索するとたくさん出てきますので、確認してみてください。それぞれのツボを3~10秒ずつ押していくと、目の疲れが軽減されることが実感できると思いますので、仕事や勉強の合間にぜひ、やってみてください。かなり効果的な事が実感できると思います。

まとめ

今回は、目の疲れの原因と解消に効果的なツボをご紹介してまいりました。目や身体の疲労は普通に生活していれば誰にでも訪れるものなので「すぐ治るだろう」と放っておいてしまう方が多いと思いますが、疲労には一時的な疲労と、溜まった疲れがなかなか消えない「慢性疲労」というものがあります。

身体の慢性疲労便秘、下痢、胃もたれ、イライラ、うつ症状などを引き起こすように目の慢性疲労(眼精疲労)頭痛が続いたり、肩こり、目の奥の痛み、集中力・思考力の低下などを生み出してしまいます。

眼の疲れを軽減させる基本的な考え方は、同じ距離で同じものをずっと見ないようにすることです。今回ご紹介したようなツボ押しも良いですが、30分に一度ほど、パソコンから目を離し窓の外や社内を眺めても十分に効果はありますので、そちらも実践してみてください。

もしも、今回ご紹介した方法を実践しても耐えられない頭痛目の痛みがずっと続くようならば、単純な目の疲れが原因ではなくて他の病を併発している可能性もあります。その際は、お気軽にご相談ください。

 

目の疲れ

Posted by nomura_staff